どうも、狐乃文人です。
売れるセールスレターにはいろいろな工夫がされているわけですが、「どんなことが書いてあるか」「ユーザーが求めている情報が書いてあるか」はとても重要です。
そこで今回は売れるセールスレターに必要な5つの要素について解説します。
セールスライターとして働いていくなら、絶対に押さえておきたい考え方も紹介しているので、ぜひ最後までご覧くださいね。
売れるセールスレターに必要な5つの要素
売れるセールスレターに下記の5つの要素が重要と言われています。
売れるセールスレターに必要な5つの要素
- 体験者の感想
- 独自性
- 比較
- 簡単さ
- 金銭的保証
これらすべてを盛り込むのは難しいかもしれませんが、最低でも3要素は必ず入れたいですね。
それでは順に解説していきます。
体験者の感想
よく通販番組なんかである体験者の方へのインタビューのことですね。
企業からの効果の紹介はどうしても他人事のように聞こえてしまいますが、実際に使っている人の感想はターゲットが自分ごととして捉えやすくなります。
特に体験者の感想を使う時は「利用者の顔」が重要です。
人間の不思議なところですが、顔を見ると言葉だけでは伝わらない細かなニュアンスを読み取ったり、信頼感を感じたりすることがあります。
そのため、体験者の感想はできるだけ利用者の顔が見えるような工夫をすると良いでしょう。
例えば映像なら顔を映す、手紙やメールでの感想なら顔写真を送ってもらうことをおすすめします。
売れるセールスレターには、ほぼ確実に入っていると言っても過言ではないので、積極的に使っていきたいですね。
独自性
独自性とは競合他社に負けないオンリーワンの強みのことです。
例えば「業界シェア率NO.1」「地域最安値の衝撃価格」「世界初〇〇を取り入れた商品」といった宣伝文句がよく使われていますね。
この他にも
権威性を使った訴求
- 〇〇賞受賞
- 有名人の〇〇さんが推薦
- 10代が選ぶ〇〇ランキング第1位
といった権威性を使った訴求も独自性を強調する方法として有効です。
しかし、市場が大きな業界だと独自性を見つけるのは非常に難しいでしょう。
そういう時は、複数の要素をかけ合わせて独自性を見つけるのがオススメです。
例えば、自社で生産・販売している食パンを売りたい場合、このように探してみると良いでしょう。
独自性になりそうな要素
- 材料はすべて国産のものを使っている(こだわりだけど、他のお店でも使われている)
- 店主は高級ホテルでコックの経験がある(そこまで珍しくはない)
- 〇〇高校の学食でお店の食パンと同じ物が出ている(地域のパン屋さんではよくある話)
要素をドッキングする
このように1つの要素だけでは独自性として弱いとしても、複数の要素を組み合わせることで強い独自性となって売れやすくなるでしょう。
比較
また商品やサービスが優れていることをアピールするなら、他社や自社の類似商品との比較を行うと良いでしょう。
例えばこんな感じです。
弊社の掃除機 | A社の掃除機 | B社の掃除機 | |
特徴 | NASAが開発した世界最強の吸引力 | 軽量で女性でも取り扱いやすい | コスパにこだわった一品 |
音量 | ◎ | ◯ | △ |
吸引力 | ◎ | △ | ◯ |
持続時間 | ◎ | ◯ | △ |
重さ | ◯ | ◎ | △ |
価格 | ◯ | ◎ | ◎ |
送料 | 無料 | お客様負担 | 無料 |
このように比較表にまとめると、文章で説明するよりもわかりやすくなります。
また比較表を作る時は売りたい商品の強みを比較すると良いでしょう。
先程の表の場合「弊社の掃除機」はほとんど◎か◯になっています。
このように他社と比較して優位性が認められる要素だけを選択することで、売りたい商品の魅力を伝えやすくなりますよ。
簡単さ
いくら良い性能の商品やサービスだとしても、使い方が難しかったり設定がめんどくさいとなかなか売り上げは伸びません。
売れるセールスレターを目指すなら、可能な限り簡単さを強調しましょう。
簡単さを強調するには下記の表現がおすすめです。
簡単さを表す表現
- 時間:「10秒で完結」「1日たった2分やるだけ」
- 動作数:「ワンクリックでできます」「画面を数回タップするだけです」
- 専門知識:「難しい専門的な知識は必要ありません」「スキルやセンス不要」
このように具体的かつ簡単さが伝わる表現だと、ユーザーのやる気を削ぐことなく購入に繋げやすくなります。
金銭的保証
日本人は「ノーリスク」という言葉にとことん弱い特性があります。
そのため、セールスレターで金銭的な保証をつけてあげると購入のハードルがぐっと低くなり、売れやすくなります。
保証例
- 返金保証:「満足しなければ返金対応します」
- 初月無料:「お試しで参加しやすいように初月は無料です」
- 入会金無料:「ご契約のハードルを下げるために初月無料にしました」
ただ、こういった保証をつけるのが難しいという場合もあるでしょう。
そういう時は「金銭的保証」ではなく「精神的保証」をつけてあげましょう。
精神的保証の例
- 私たちが誠心誠意サポートします
- 創業◯年の老舗企業なのでご安心ください
- 私たちにすべてお任せください
金銭的な保証と比べると弱いですが、ないよりも断然安心感が増して売れやすくなりますよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は売れるセールスレターに必要な5つの要素について解説してきました。
売れるセールスレターに必要な5つの要素
★体験者の感想
→売り手の言葉よりも、利用者の言葉のほうが説得力がある
→利用者の顔が見えると効果が倍増する
→映像以外にもお手紙やメールでも可
★独自性
→ナンバーワン、オンリーワンの強みのこと
→権威ある第三者からの推薦も有効
→もしなければ複数の強みを組み合わせると強みが見えてくる
★比較
→他社や類似の商品との比較をして優位性を強調する
→売りたい商品やサービスの強みを比較すると良し
★簡単さ
→時間、動作数、専門知識の有無などの要素で簡単さを強調する
★金銭的保証
→返金保証、無料などリスクを保証する要素は日本人相手に効果抜群
→もしつけられない場合は精神的保証をつける
このような要素を入れることで、セールスレターの完成度が高くなり、より売れるようになるでしょう。
ぜひセールスレターを書く際は取り入れてみてくださいね。