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コンセプトとは?Webライターが身につけるべき理由を解説

コンセプトとは?Webライターが身につけるべき理由を解説

どうも、狐乃文人です。

Webライターに限らず、クリエイターだと作り込みを頑張りたいという方もいらっしゃるかと思います。

しかし、作り込むためにどんどんアイデアを盛り込んでいると、どんどん風呂敷ばかりが広がってしまい、全然折り畳めなくなってしまうことがあります。

そうならないためにも、執筆作業を始める前にコンセプトを決めることをおすすめします。

コンセプトがガッチリ固まっていれば、途中でブレることなく細かな作り込みがしやすくなるでしょう。

そこで今回はコンセプトについて解説します。

コンセプトとは

コンセプトを定義するのは難しいですが、一言で言うならば「前提となる原理・ルール・概念」といったところです。

原理・ルール・概念の例

  • 人は生まれたら必ず死ぬ
  • 1+1=2
  • 英語はアルファベット26文字から構成される

こういった物事を語る上で前提となる原理・原則がコンセプトです。

逆に言えば「コンセプトがなければ話す・書く・伝えることが成立しない」とも言えます。

少し話が飛躍してしまいましたが、コンセプトはそれぐらい大事な物なのです。

Webライターがコンセプトを作るメリット

Webライターがコンセプトを作る一番のメリットは、何と言っても「世界観を作り込める」ことだと思います。

ビジネスのライターとは言え、Webライターは物書きです。

どんなものであっても、自分が作り上げる作品にそれなりの思い入れやこだわりがあるかと思います。

コンセプトを作るメリット

  • どんなキャラクター設定で執筆するか
  • ユーザーとどのような関係性を維持するのか
  • どんな情報をユーザーに提供するのか
  • 最終的にユーザーを何に導くのか

など。

これらの世界観を作り込むためにはコンセプトが元となります。

例えば、このブログであれば「現役のWebライターが、未経験からWebライターになる方法を教える」というコンセプトの元、記事が投稿されています。

最初にコンセプトを固めることで、投稿するテーマや内容、書き方がブレることなく最後まで書き進めることができます。

テーマとの違い

コンセプトとよく似ている考え方に「テーマ」というものがあります。

人によっては同意義の言葉で捉える人がいるかもしれませんが、僕は微妙に違うものだと考えています。

一言で例えるなら、テーマは「タイトル」でコンセプトは「世界観」です。

大枠でざっくりと捉えるテーマは、細かな設定はクリエイターに委ねられているため、人によって全く違う作品に仕上がります。

反対に細かく作り込むコンセプトは、細かな設定が決まっているので全体の統一感が出やすいです。

テーマ コンセプト
一言で例えるなら タイトル 世界観
メリット 自由度が高いので個性が出やすい 統一感が出る
デメリット 細かな特徴が理解しづらい 自由度が低いので個性が出にくい

テーマとコンセプトはどちらが良い、悪いというものではなく、適宜使い分ける事が重要だと考えています。

例えば、個人で取り組む仕事であればテーマだけをざっくり決めて、後はアイデアを当てはめていけば良いわけです。

反対にチームで取り組む仕事なら世界観を入念にすり合わせて、軸をぶらさず統一感が出るように進めていく必要あります。

テーマとコンセプトをうまく使い分けていきましょう。

コンセプトを作る時のポイント

続いて、コンセプトを作る時のポイントを3つ解説します。

コンセプトづくりのポイント

  • フック
  • 独自性
  • わかりやすさ

それぞれ見ていきましょう。

フック

フックとはユーザーの興味を引くようなフレーズのことです。

良いコンセプトを作るには初見のインパクトが強烈なフックを用意したいところです。

ただ、フックとして使えるぐらい強い情報はなかなか準備されているものではありません。

そのため、事実となる情報に誇張表現を加えて、魅力的なフックへと変貌させるのも1つの手です。

魅力度を最大限引き上げる魔法の言葉「誇張表現」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

独自性

良いコンセプトには独自性が欠かせません。

やはり二番煎じ感があると、ユーザーとしては安心感を求めて既存の商品、サービスを選んでしまいます。

それぞれの商品、サービスが持つ独自の強み・ベネフィットを存分に活かすことで、オンリーワン感を演出して、魅力的なコンセプトへと進化するでしょう。

わかりやすさ

魅力的なコンセプトにはわかりやすさも必要です。

例えば、政府や専門家による新制度、新設の法律の解説ってイマイチ分かりづらいですよね。

有識者であればなんとなく意味がわかるのかもしれませんが、私たちWebライターのターゲットは必ずしも有識者とは限りません。

高齢者、転職を考える30代男性、女子中高生など、ターゲットが変われば使うフレーズや表現の仕方も代わってくるでしょう。

ターゲットとなる人物がどんな特徴、思考、趣味嗜好をしているかを理解することで、相手の心に突き刺さるコンセプトへとブラッシュアップできますよ。

ターゲットに合わせたライティングについては、こちらの記事をご覧ください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はコンセプトについて解説してきました。

コンセプトとは

前提となる原理・ルール・概念のこと

コンセプトを作るメリット

細かな世界観を作り込めるので、最後までブレることがない

テーマとコンセプトの違い

テーマ

一言で例えるなら→タイトル
メリット→自由度が高いので個性が出やすい
デメリット→細かな特徴が理解しづらい

コンセプト

一言で例えるなら→ 世界観
メリット→ 統一感が出る
デメリット→自由度が低いので個性が出にくい

コンセプトを作る時のポイント

★フック
→ユーザーに興味を持たせる強烈なフックを用意する

★独自性
→独自の強み・ベネフィットを活かす細かな世界観を作り込めるので、最後までブレることがない

★わかりやすさ
→ターゲットに合わせてわかりやすい言葉を選ぶ

コンセプトは突き詰めるほど奥が深く、細かく作り上げるほど魅力的な文章を書けるようになるでしょう。

ぜひ今回の記事を参考に、コンセプト作りに挑戦してみてくださいね。

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  • この記事を書いた人

狐乃文人(このふみと)

都内でセールスライター兼マーケターとして働いている狐です。 職業:ライター・Webマーケター(3年以上) 累計売り上げ:2億円以上 このブログでは、未経験からセールスライターになるためのノウハウをお伝えしていきます。

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