ライティング勉強方法

【実例あり】プロが教える読点「、」の意味・おすすめ活用術3選

【実例あり】プロが教える読点「、」の意味・おすすめ活用術3選

どうも、狐乃文人です。

Webライターなら、誰しも一度は読点の打ち方で悩み、苦しんだ経験があるかと思います。

読点とは文章を区切る「、」のこと。

文章の中で息継ぎやユーザーが読解しやすいように、という目的で読点は用いられていますが、これを打つタイミングは非常に悩ましいところ。

国語の教科書やライティング講座のテキストでは、それらしい言葉で定義付けされていますが、実際のところ正解がない世界です。

読点で文章を細かく切りすぎても、読点が少なすぎても読みづらい文章になってしまいます。

そこでこの記事では僕が思う読点の打つタイミング、上手な活用方法について、解説していきます。

この記事を読むことで、読点の悩みが解消されること間違いないでしょう。

結論:読点を打つタイミングは人それぞれ

最初にズバリ結論をお伝えすると、文章の意味が変わらなければ、どのタイミングに読点を打っても問題ありません。

そもそも、読点を打つ理由は「文章の意味をわかりやすく伝えるため」「読みやすくするため」です。

例えば、下記の例文を見てみてください。

読点なし

本日「お客様感謝デー」として全品ポイント3倍となっております。さらにお会計時2000円以上の場合に限り6個入卵1パック税込み190円のところなんと衝撃の10円とさせていただきます。ただしこちらは数量限定品ですのでお一人様1パックまでとさせていただきます。

読点少なめ

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読点多め

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いかがでしょうか。

読点を入れることで長文が読みやすくなったかと思います。

また読点少なめと多めを比較して、好みの違いがあっても、どちらとも同じ意味が伝わる読みやすい文章になっているかと思います。

このように読点をつける目的は「文章の意味をわかりやすく伝えるため」「読みやすくするため」です。

そして本質さえ捉えていれば、打つ頻度や量、位置はそれほど気にするものではありません。

効果的な読点の打ち方

読点を打つタイミングは自由ですが、目的を持って打つことでただ読みやすくなるだけでなく、別の効果も期待できます。

そこでここからは、僕が読点を打つ時の狙いを3つご紹介します。

効果的な読点の打ち方

  • リズムをつけて読みやすくする
  • 溜めを作って視覚的に単語を強調させる
  • 文章全体の見た目をきれいに整える

それでは順に解説していきます。

リズムをつけて読みやすくする

文章を読みやすくするには、文章自体のわかりやすさだけでなく、リズム感も重要です。

これはリズム感を意識した文章と意識していない文章を読んでみると一目瞭然です。

リズム感を意識した文章

将来に漠然とした不安を感じるその一番の原因は、暗いニュースを見すぎていることだ。
テレビやSNSから離れて本や漫画を読んだり、ジョギングしたり気分転換になることをしてごらん。
きっと今よりもずっと気分が良くなるはずだ。

リズム感を意識していない文章

将来に漠然とした不安を感じるその一番の原因は、暗いニュースを見すぎていることだ。
テレビやSNSから離れて本や漫画を読んだり、ジョギングしたり気分転換になることをしてごらん。
きっと今よりもずっと気分が良くなるはずだ。

リズム感を意識した文章は読点が少し多いですが、細かく息継ぎができて読みやすいですし、言葉一つ一つが頭に入って来やすくなります。

狐乃
狐乃
あまり違いを感じない人は、声に出して読むと違いを感じやすくなりますよ!

このような工夫をすることでユーザーは集中を切らすことなく、あなたが書いた文章を最後まで読んでくれるようになるでしょう。

また、読点以外にも文章にリズム感を与える方法はいくつもあります。

詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。

溜めを作って視覚的に単語を強調させる

読点を入れることで単語と単語の隙間に間を作り、続く言葉を視覚的にも音的にも強調することができます。

こちらも下記の2つの例文を黙読と音読の2パターンで比較してみましょう。

読点あり

日本の首都それは東京です。

読点なし

日本の首都それは東京です。

全く同じ意味の文章でも、読点が入ることで黙読しても音読しても「東京」が強調されましたね。

逆に読点がないバージョンは「東京」が強調されず、全体的にサラッとしている印象です。

このように、読点を入れることで「」や装飾を付けなくても、自然と言葉を強調することができます。

文章全体の見た目をきれいに整える

また、こまめに改行をする文章では、読点を入れすぎることで視覚的、音的に邪魔となる場合があります。

こちらも例文を用意したので比較してみましょう。日本の首都それは東京です。

読点あり

あなたはライターにとって、
一番重要なことは
何でしょうか?スキル、知識、経験など、
色々思いつくでしょう。

僕が思う一番大切なものは
「書くことを楽しむ」
ということです。

なぜなら

「好きこそものの上手なれ」

という言葉があるように、
好きなものでなければ
上達しないからです。

読点なし

あなたはライターにとって、
一番重要なことは
何でしょうか?スキル、知識、経験など、
色々思いつくでしょう。

僕が思う一番大切なものは
「書くことを楽しむ」
ということです。

なぜなら

「好きこそものの上手なれ」

という言葉があるように、
好きなものでなければ
上達しないからです。

このように改行を多用する文章では、改行自体が間を作る効果があるため、読点を打つ頻度は少なめにするほうが良いでしょう。

また好みが分かれますが、改行のたびに読点が打たれていると、ぱっと見た時に散らかっている・稚拙な印象を与えます。

文が長くなる時は改行、途中で句切れそうなら読点を入れる、といった基準でバランスよく使い分けることをおすすめします。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は僕が思う読点の打つタイミング、上手な活用方法について解説してきました。

読点を打つタイミング

★本質を捉えていれば、どこに打っても問題ない
→読点を打つ本質1「文章の意味をわかりやすく伝えるため」
→読点を打つ本質2「読みやすくするため」

効果的な読点の打ち方

★リズムをつけて読みやすくする
→読者の集中を持続させて、精読率を上げる

★溜めを作って視覚的に単語を強調させる
→「」や装飾を使わず、自然と強調できる

★文章全体の見た目をきれいに整える
→改行が多い文章では、読点が多すぎると乱雑した稚拙な文章に見える
→改行に読点と同じような間を作る効果がある
→改行と読点をバランスよく使い分ける

Webライターなら読点の使い方や打つタイミングを、誰もが一度は悩むことでしょう。

今回の内容が、少しでもあなたの参考になれば幸いです。

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  • この記事を書いた人

狐乃文人(このふみと)

都内でセールスライター兼マーケターとして働いている狐です。 職業:ライター・Webマーケター(3年以上) 累計売り上げ:2億円以上 このブログでは、未経験からセールスライターになるためのノウハウをお伝えしていきます。

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