どうも、狐乃文人です。
この記事では、キャッチコピーの作り方について解説します。
キャッチコピーは商品の売り上げを左右する重要な存在です。
たった1言、1文字変えることで売り上げを何十倍にも跳ね上げたり、企業のブランドイメージを高めたりできるでしょう。
この記事を読むことで、
- キャッチコピーの重要性
- キャッチコピーの作り方
- キャッチコピーを魅力的にする方法
といったことがわかります。
キャッチコピーはお客さんに興味をもたせる手段
キャッチコピーを作る上で大切なことは、お客さんに興味を持ってもらうことです。
大前提として、大多数のお客さんは広告に興味がありません。
なぜなら、世の中にあるほとんどの広告はお客さんが望んで見ているものではないからです。
- テレビCM
- SNSのバナー広告
- You Tube広告
など、どれも見たくない人がほとんどでしょう。
そんな広告を見てもらうためには、まず興味を持たせる工夫が必要です。
キャッチコピーは、広告に興味を持たせる工夫の1つです。
売れるキャッチコピーを構成する5つのポイント
売れるキャッチコピーを作るには、これから紹介する5つのポイントを意識すると良いでしょう。
これらのポイントはキャッチコピーの基本となる部分なので、キャッチコピーを作る時、キャッチコピーを添削する時に役立ちますよ。
誰が読んで意味がわかる
キャッチコピーでは、難しい漢字や専門用語はできるだけ使わない方が良いでしょう。
いくらかっこいい言葉だとしても、読んだ人に意味が伝わらなければキャッチコピーとしての価値はありません。
イメージとしては、小学生が読んでもわかる言葉や漢字を使いましょう。
短く簡潔にまとまっている
キャッチコピーはできるだけ短く、簡潔にまとめることをおすすめします。
「人の第一印象は3~5秒で決まる」という言葉があるように、キャッチコピーも最初の印象が大切です。
3~5秒であれば10~15文字ぐらいが適切です。
※場合によっては長文のキャッチコピーが有効なこともあります。
ターゲットのニーズと合致している
売れるキャッチコピーは、ターゲットのニーズと合致しています。
キャッチコピーを考える時に、商品の魅力や強みを伝えようとしてしまいますが、一番大切なのはお客さんに「気になる」と感じさせることです。
そのため、ターゲットが興味をもちそうな情報、耳馴染みの良い言葉を使うと良いでしょう。
ワクワク感がある
キャッチコピーを作る上で大切なのが「ワクワク感」です。
ワクワク感とは、文章から伝わってくる「楽しさ」「面白さ」「待ち遠しさ」「期待」など、心がドキドキ、ワクワクするような感覚のことです。
ポジティブなワクワク、ネガティブなワクワク、どちらでもお客さんの感情を揺さぶるような雰囲気を作れると、売れるキャッチコピーに近づきます。
▽ワクワク感を掴む方法はこちらの記事でも解説しています
商品の強みと合致している
キャッチコピーはお客さんの興味を惹くだけでなく、商品の販売・利用に繋げなければなりません。
そのため、キャッチコピーと商品の強みが合致するようにしましょう。
強みが合致していると商品の販売までスムーズに繋げやすくなりますよ。
キャッチコピーの作り方
相手に「伝える」ことを目的としたキャッチコピーの場合、作り方は以下の通りです。
- CV(成果)を決める
- ターゲットを決める
- 伝えたいメッセージを決める
- キャッチコピーをブラッシュアップする
売れるキャッチコピーを作るためには、できるだけ具体的に前提条件を揃えることが大切です。
「誰に向けて」「何を伝えて」「どのようなアクション(成果)を起こさせる」これらの情報がまとまっていないと、良いキャッチコピーは作れません。
売れるキャッチコピーを作るテクニック
ここからは、売れるキャッチコピーを作るための具体的なテクニックを解説します。
売れるキャッチコピーを作るテクニック
- 感情・欲求を揺さぶる
- 商品の特徴を一言で表す
- とにかく簡単さを伝える
- 伝えたい情報を1つに絞る
- あえて抽象的に表現して好奇心を掻き立てる
- 根拠を示す
これらを活用することで、興味を引きやすい魅力的なキャッチコピーが作れるようになるでしょう。
感情・欲求を揺さぶる
売れるキャッチコピーには、感情を的確に表したフレーズがよく使われています。
例
- やめられないとまらない、カルビーかっぱえびせん(カルビーかっぱえびせん)
- やさしさをつくる。やさしさでささえる。(ユニ・チャーム株式会社)
人間の購買意欲を掻き立てる一番の要因は感情です。
売れるキャッチコピーを作るために「使った人の気持ち」を言葉にしてみましょう!
商品の特徴を一言で表す
キャッチコピーでは、商品の特徴を言い表したフレーズが使われることも多いです。
例
- 安いクセして。(合同会社 西友)
- 「お、ねだん以上。」(ニトリ)
商品の独自性をアピールすることで「〇〇企業といえばコレ」というイメージを浸透させることができます。
ブランド力を強めたい場合は、こういったキャッチコピーが有効です。
とにかく簡単さを伝える
お客さんの不安を払拭するために、簡単さを訴求するキャッチコピーもおすすめです。
例
- スマホをタップするだけで日給5万円の副収入!(オリジナル)
- レンチンでミシュラン5つ星の味を楽しめる(オリジナル)
簡単さを訴求したキャッチコピーは、一般的に高度な知識や技術が求められる商品と相性抜群です。
できるだけ簡単さがイメージできる言葉を組み合わせると良いでしょう。
伝えたい情報を1つに絞る
キャッチコピーは一瞬でターゲットの心を掴まなければなりません。
そのため、伝えるメッセージは1つに絞ると良いでしょう。
例
- ありがとう。いい〜くすりです。(太田胃酸)
- 野菜一日これ一本(KAGOME)
商品の強み、企業のイメージをズバッと一言で言い表すことで、短時間でもターゲットに強烈な印象を残せるでしょう。
あえて抽象的に表現して好奇心を掻き立てる
売れるキャッチコピーを作るテクニックとして、あえて抽象的なフレーズを並べることも1つの手です。
例
- 日本を、1枚で。(東日本旅客鉄道株式会社 Suica)
- 愛は食卓にある(キユーピー)
抽象的な言葉をキャッチコピーで使うことで、ターゲットが「どういうこと?」と興味を持ち、想像を膨らませます。
想像をふくらませると、他人事から自分ごと化しやすくなり興味を持ってもらいやすくなりますよ。
根拠を示す
売れるキャッチコピーを作るには、魅力を伝えるだけでなくその裏付けとなる根拠も重要です。
そして根拠がキャッチコピーの武器になることもあります。
例
- 1000曲をポケットに。(Apple「iPod」)
- やっぱりイナバ、100人乗っても、大丈夫(イナバ物置)
インパクトのある数字を使ったキャッチコピーは、ターゲットの印象に残りやすいです。
他にも、「◯◯大学教授も推薦」「有名人の◯◯さんがプロデュース」といった他者の権威性に頼るのも1つの手です。
▽権威性を利用したライティングについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、キャッチコピーの作り方について解説しました。
キャッチコピーはお客さんに興味をもたせる手段
→興味がない人でも気になるようなキャッチコピーを作ろう
売れるキャッチコピーを構成する5つのポイント
★誰が読んで意味がわかる
→小学生が読んでもわかる言葉や漢字を使おう
★短く簡潔にまとまっている
→の第一印象は3~5秒で決まるから10~15文字ぐらいが適切
※場合によっては15文字以上でも可
★ターゲットのニーズと合致している
→ターゲットが興味をもちそうな情報、耳馴染みの良い言葉を使おう
★ワクワク感がある
→お客さんがドキドキ・ワクワクするような雰囲気を作ろう
★商品の強みと合致している
→商品の実態とかけ離れたキャッチコピーはNG
キャッチコピーの作り方
- CV(成果)を決める
- ターゲットを決める
- 伝えたいメッセージを決める
- キャッチコピーをブラッシュアップする
売れるキャッチコピーを作るテクニック
★感情・欲求を揺さぶる
→「使った人の気持ち」を言葉にしよう
★商品の特徴を一言で表す
→「〇〇企業といえばコレ」というイメージにぴったりな言葉を使おう
★とにかく簡単さを伝える
→簡単さがイメージできる言葉を組み合わせよう
★伝えたい情報を1つに絞る
→商品の強み、企業のイメージを一言で言い表して強烈な印象を残そう
★あえて抽象的に表現して好奇心を掻き立てる
→お客さんの想像に委ねることで、自分ごととして捉えてもらいやすくなる
★根拠を示す
→数字や権威性を利用すると説得力が増す
売れるキャッチコピーを作るためには、まずはインプットが重要です。
ぜひ今回紹介した内容を参考に、世の中にあふれるキャッチコピーを分析してみましょう。
意識してキャッチコピーを見ることで、売れるキャッチコピーがどんなものかわかってくると思いますよ。