どうも、狐乃文人です。
今回は僕が執筆したコラム「キャッチコピーを作るコツ」をご紹介します。
これは僕にコラムの執筆依頼が来た時に書いたもので、担当者からボツにされたものです。
どうせ世に出ないなら、せめて私のブログにアップして供養しようと思い投稿しました。
ボツになったとは言え、コピーライティングをするうえで僕なりに核心を突いた内容だと自負していますし、きっとこのブログを読んでいる方のライティングスキルの向上にもつながる内容です。
それでは、本編をどうぞ。
キャッチコピーを作るコツは「ワクワク感」の正体を掴むこと
私がキャッチコピーを考える時に大切にしているのは「ワクワク感」です。
コピーライティングの本やネットの記事には「○○の法則」「○○の効果」など、売れる文章を書くための理論がたくさん紹介されていますが、私はこれらの理論は「結果論」でしかないと思っています。
もし数学の方程式のように、法則に従って言葉を当てはめるだけで誰でも売れるキャッチコピーが書けるのなら、とっくにコピーライターという仕事はAIに取られていますし、私は職を失ってニートになっているでしょう。
しかし、現在コピーライターという仕事は存在していますし、私は日々キャッチコピーを考え続けています。
では発想を逆転させて、なぜ理論だけでは売れるキャッチコピーにならないのでしょうか。
この問いに対する私なりの答えは「生きた人間の感情」が含まれていないからです。
例えば、道を歩いていたら進行方向に、スキンヘッドでサングラスをかけた全身真っ黒のスーツを着た男性が立っていたとしましょう。
そのただならぬ雰囲気から、きっと多くの人は見た目だけで「何だか怖そう」と判断して道の端っこを歩いてやり過ごしたり、迂回したりすると思います。
「人は見た目が9割」「第一印象は3秒で決まる」なんて言葉がありますが、これはキャッチコピーにも同じことが言えます。
キャッチコピーを見たお客さんに、「なんかすごそう」「ビビッときた」とワクワクさせられれば、それだけで商品やサービスが飛ぶように売れます。
反対にどんなに良い商品やサービスだとしても、キャッチコピーでお客さんがワクワクしなければ、恐ろしいぐらい全く売れません。
つまり、お客さんをワクワクさせることこそが、キャッチコピーの良し悪しを決めるポイントなのだと思います。
では、そのワクワク感の作り出し方ですが、自分自身が心からワクワクした瞬間にその理由を考えてみることをおすすめします。
それは広告だけでなく、昨日の晩ご飯でも、SNSで見つけた誰かの投稿でも、自分が心からワクワクするものなら何でもOKです。
晩ご飯でワクワクを感じたのなら、それは好きなお惣菜が安く買えたからなのか、いつもよりちょっとだけ贅沢をしたからなのか、家族が作ってくれたからなのか…。
こうやって自分がワクワクした理由を考えてみることで、ワクワク感を作り出す方法が見えてくると思います。
長々と講釈を垂れてきましたが、要約すると「他人の心を動かす(売れる)キャッチコピーを作るには、様々な体験を通じて自分自身の感性を磨くこと」だと思います。
過去の成功事例をマネするだけの「コピー(模写)ライティング」から、お客さんに価値・感動を提供する「コピー(宣伝)ライティング」を目指す参考になれば幸いです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ワクワクするキャッチコピーを作るには、自分自身がワクワクを体験することが重要だと考えています。
ただ、その体験は特別なものでなくても構いません。
コラムでも紹介したように晩ご飯のことでも、道端で見つけた花のことでも、駅で見かけた知らない人のことでも、あなたがワクワクしたことであれば何でもOKです。
ワクワクをたくさん経験することで、人の心を動かす方法がわかってくるはずです。
ぜひ、今日からワクワクを見つけていきましょう!
またキャッチコピーの作り方は、他の記事でも解説しているのでぜひあわせてご覧ください。
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