どうも、このです。
この記事では効果的なランディングページの書き方について解説します。
この記事を読むメリット
- ランディングページが果たす役割がわかる
- ターゲット市場や顧客のニーズを捉えたLPの構築の仕方がわかる
- 魅力的なランディングページを作成する具体的な手法やテクニックがわかる
- コール・トゥ・アクション(CTA)の効果を最大化するポイントがわかる
- 見込み顧客から信頼を獲得する方法がわかる
それではどうぞ。
ランディングページとは集客のためのページ
ランディングページは、Webマーケティングにおいて重要なページです。
なぜなら、SNSや広告から訪れるユーザーが最初に目にするページだからです。
「第一印象は3秒で決まる」という言葉があるように、ランディングページの第一印象で集客できる人数は大きく変わります。
そのため、ランディングページはお金と時間と労力をかけて、より魅力的なページが作られています。
ランディングページの目的
ランディングページは集客を目的としたページですが、具体的に下記のアクションを見込み顧客に促すために使われることが多いです。
- メルマガの登録
- LINEの友だち追加
- 無料トライアルの申し込み
これらのアクションは、見込み顧客との接触手段を作ることが目的です。
つまり、カンタンにまとめると
ランディングページの目的
↓
登録した見込み顧客に商品を販売する
このような手順で、ランディングページから収益を上げます。
セールスレターとの違い
ランディングページとセールスレターは混同されがちですが、実は明確な違いがあります。
集客を目的としたランディングページに対し、セールスレターは商品の販売を目的としたページです。
目的が「集客」「販売」と全く違うため、書き方や構成にも様々な違いがあります。
ランディングページとセールスレターの違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
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効果的なランディングページの特徴
効果的なランディングページには下記の特徴があります。
ターゲットのニーズを捉えている
多くの見込み顧客を集めるランディングページを作るためには、ターゲットとなる客層が抱える悩みを理解することが大切です。
ターゲットの悩みを解決する方法として販売するモノや情報、サービスを紹介することで、多くの見込み客の興味を引き付けることができます。
わかりやすい構成
ランディングページでは情報を出す順番も重要です。
ターゲットが読みやすくわかりやすい構成にすることはもちろん、主要なメッセージを強調するためにヘッダーやサブヘッダーの工夫や、ターゲットに寄り添い語りかけるような文章にすると良いでしょう。
また、商品のメリットや特典を明確に示し、ターゲットがアクションを起こす動機を付与することも有効です。
魅力的なデザイン
効果的なランディングページをつくるにはデザインも重要です。
言葉だけでは伝えきれない商品の雰囲気、イメージを画像や色で表現することで、ターゲットの関心をさらに惹きつけられます。
またシンプルなレイアウト(導線)にすることで、ターゲットの滞在時間を延ばし、アクションに繋げ安くなります。
ランディングページを作る手順
ランディングページを作る時、私は下記の手順で進めています。
- 商品について調査する
- ターゲットと訴求方針を決める
- 構成を考える
- コールトゥアクションの位置を決める
- 執筆する
- ブラッシュアップする

それでは順に解説していきます。
商品について調査する
ランディングページを書き始める前に、まずは商品やサービスについて理解を深めることが重要です。
自分が扱う商品と市場を理解することで、集客率の高いランディングページを書けるようになるでしょう。
紹介する商品の理解を深める
ランディングページを作る前に、まずは取り扱う商品について理解を深めましょう。
商品の特徴や機能、強み、仕様などを理解することで、ターゲットや訴求の方針を決めやすくなったり、本文を書きやすくなります。
既に販売している商品であれば公式ページやパンフレットなどを読み込みましょう。

顧客の声を確認する
また、販売歴がある商品の場合はユーザーの感想やレビューも調査しましょう。
ユーザーの感想を知ることで「どんな人に愛されている商品なのか」「商品のどこが魅力なのか」が理解しやすくなりますよ。

販売者の理念を知る
ランディングページで紹介する商品だけでなく、販売者の理念も深掘りすると良いでしょう。
- 商品を作った経緯
- 商品開発の苦労
- 商品を通じて成し遂げたいこと
など、開発者の思いを聞くことで、心のこもった深みのあるランディングページを書けるようになります。
こういった心のこもった文章は、見込み顧客の心を動かしやすくなります。

競合他社と比較する
競合他社の商品を調査し、比較することも重要です。
類似の商品やサービスを提供している他社の価格、機能、特典などと比較することで、販売する商品が市場でどのように位置付けられているかを把握できます。
競合分析を通じて、自社の商品の差別化ポイントを明確にしましょう。
市場動向を把握する
競合他社の調査と同じく、市場の動向やトレンドの把握も重要です。
トレンドを把握することで、ターゲットが興味関心を引きやすい見せ方・ランディングページの書き方がわかってくるでしょう。
ターゲットと訴求方針を決める
ランディングページを作成する事前準備として、ターゲットと訴求方針を決めましょう。
これらはランディングページを作る際の基礎となります。
ターゲットや訴求方針が固まっていないと、集客率の低いランディングページになってしまったり、作り直しが発生したりと余分なコストがかかってしまいます。
ターゲットを決める
まずはターゲットとなる人の特性を決めましょう。
ターゲットの特性について具体例を挙げると、
- 年齢層
- 性別
- 生活スタイル
- 収入
- 悩み
などが考えられます。
ターゲットを決めることで、その特性の人の心に刺さりやすい文章が書けるようになりますよ。
ターゲットの心に刺さりやすい文章の例はこちらの記事で解説しています。
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訴求方針を決める
ターゲットが決まったら、次に訴求の方針を決めます。
ここでいう訴求の方針とは、「押し出す強み」を決めるということ。
商品が持つ特徴の中から、ターゲットの需要と合致したものを選びましょう。
ここでよくありがちなのが、売り手が考える商品の強みをそのまま押し出してしまうことです。
集客率の高いランディングページを作りたいのであれば、お客さんが求めている機能・特徴と合致した強みを押し出しましょう。

具体例
それでは、実際にターゲットと訴求方針を決めた実例をご紹介します。
今回は「ぶらさがり健康器具」のランディングページを作成することを想定してターゲットと訴求方針を考えてみました。
ターゲット
- 40代から60代
- デスクワーク中心の会社員
- 腰痛や肩こりに悩んでいる
訴求方針
1日5分、自宅でカンタンに腰痛緩和や姿勢改善
このように、ターゲットと訴求方針を決めることで、多くの見込み客が集まるランディングページを作れるでしょう。
構成を考える
ターゲットと訴求方針が決まったら、いよいよランディングページを書き始めていきます。
まずはランディングページの下書きとして構成を考えていきましょう。
構成とは、ランディングページの大まかな流れを書いたもので、小説のあらすじに近いイメージですね。
あらかじめ構成を考えることで、読みやすくわかりやすいランディングページが作れるでしょう。

ここでは構成を考える時に意識して欲しいポイントを解説します。
情報は簡潔にまとめる
ランディングページでは、複雑な情報は避けてできるだけ簡潔にまとめましょう。
例えば、「確定申告には白色控除と青色控除があって…」「人間の体には60兆もの細胞があり、その細胞は筋肉細胞、皮膚細胞、神経細胞…」と、難しい話を長々としていたらターゲットは飽きて読むことをやめてしまいます。
難しい単語や考え方を出す時は、わかりやすい表現や例え話を活用して誰が読んでも理解できるようにしましょう。
わかりやすい例え話の作り方については、こちらの記事が参考になります。
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図解や動画を活用する
集客率の高いランディングページを作るために、テキストだけでなく画像やビデオなどの視覚的な要素を組み込むことも検討しましょう。
画像や動画を効果的に活用することで、直感的に商品の魅力を伝えやすくなります。
ただ画像や動画が多すぎるとターゲットの意識が画像や動画を観ることにシフトしてしまうため、使う場所は厳選したほうが良いでしょう。
コールトゥアクションの位置を決める
ランディングページの目的は、ターゲットに特定のアクションを起こしてもらうことです。
そのために、コール・トゥ・アクション(CTA)を点在させ、どこからでもすぐにアクションを起こせるようにしましょう。
コール・トゥ・アクション(CTA)とは、「申し込み」や「お問い合わせ」などターゲットに起こして欲しいアクションをワンクリックで実行するボタンのこと。
CTAを上手に活用できると、より多くのCV(コンバージョン)数を獲得しやすくなります。
ボタンのデザインを強調する
ランディングページは、ターゲットにCTAを押してもらうために作られたページです。
そのため、CTAボタンは目立つようなデザイン、色にしましょう。
特に色に関しては、ランディングページ全体のイメージカラーを使わずあえて目立つ色を採用することで、CTAボタンを強調できます。

具体的な文言を使う
CTAボタンには具体的なアクションの文言を使用しましょう。
よく見かける「申込みはこちら」「登録する」という文言もダメではありませんが、これを見てCTAボタンを押そうとはならないと思います。
CTAボタンを押したくなる工夫として、具体的なアクションを促す文言や利益や価値を示す言葉など、ターゲットの関心や欲求に合わせたメッセージを伝えると良いでしょう。

必要事項の最小化
CTAボタンをクリックする前には、ターゲットに多くの情報を求めることは避けましょう。
例えば、「本名」「性別」「年齢」「メールアドレス」「電話番号」「住まい地域」など入力項目が多いと、ターゲットは面倒くさく感じて離脱する可能性が高いです。
入力が必要な情報は最小限に減らして、ターゲットが簡単にアクションを起こせるようにしましょう。
多めに配置する
ランディングページを読み進めたターゲットが「欲しい」と感じたタイミングにすぐアクションを取れるよう、CTAボタンは多めに配置しましょう。
具体例を挙げると、
- FV
- 2~3セクションごと
- ランディングページの最後
このくらいの目安で配置すると、すぐにCTAボタンを押しやすくなりますよ。
執筆する
構成に沿ってランディングページを執筆していきます。
事前に構成が固まっているので、スラスラと書きやすくなるでしょう。

またランディングページの顔となるファーストビューの作り方については、下記の記事で詳しく解説しているので合わせてご覧ください。
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ブラッシュアップする
ランディングページを一通り書き終えたら、最後にブラッシュアップしましょう。
書き終えて1日ぐらい時間を空けてからブラッシュアップすると、脳がリフレッシュした状態で客観的にランディングページを見直せますよ。
ランディングページの効果を高めるテクニック
ここからはランディングページの集客率を高めるテクニックについて解説します。
この要素があるとないとでは集客率に雲泥の差が生まれるので、可能な限り使っていきましょう。
社会的証明
集客率の高いランディングページを作るには、信頼性と社会的証明の要素も欠かせません。
社会的証明とは口コミや有識者推薦など、第三者からの評価のこと。
社会的証明を取り入れることで、ターゲットからの信頼を得やすくなり、結果として集客率も高くなります。
詳しくはこちらの記事を参照ください。
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具体的に社会的証明を付け加える方法として、下記の情報を追記しましょう。
顧客のレビューや評価
ランディングページには、顧客のポジティブなレビューや評価を掲載しましょう。
具体的な体験や成果を示すことで、ターゲットに信頼を与えます。
この時、商品のデメリットを語っているレビューは極力入れないようにしましょう。

ブランドのロゴや認証マーク
ブランドのロゴや信頼できる認証マークをランディングページに表示することで信頼性を高めます。
認証マークの例を挙げると、厚生労働省が出している「特定保健用食品のマーク」、日本の産業規格に適したことを示す「JISマーク」など、信頼できる機関・行政が出しているものが有効です。
目立つところに堂々と配置しましょう。
著名人や有識者からの推薦
社会的証明をするために、著名人や有識者の推薦も有効です。
広告でタレントやスポーツ選手をイメージキャラクターに使用する感じですね。
販売者側が「おすすめです」とプロモーションするよりも、第三者が「おすすめです」と発言する方が何倍も効果が高いので、ぜひ挑戦してみましょう。
レスポンシブデザインとユーザビリティの最適化
スマホの普及により、パソコンよりもスマホからWebページにアクセスすることが増えました。
そのため、ランディングページもスマホに適した工夫が必要です。
レスポンシブデザインの採用
ランディングページは、レスポンシブデザインにすることをおすすめします。
レスポンシブデザインとは、パソコンやスマホどちらからでも見やすいよう工夫されたデザインのことです。
具体的には、
- 画像のサイズ変更
- テキストのサイズ変更
- 画像の配置変更
などがレスポンシブに必要です。
レスポンシブデザインを採用することで、「読みにくい」という理由での離脱を防げます。
表示速度とパフォーマンスの最適化
ランディングページを作る時に、表示速度はとても大事です。
なぜなら、待ち時間が長いページほど離脱される可能性が高まるからです。
そのため、画像の最適化やキャッシュの活用、不要なスクリプトの削除などを行い、ページの表示速度やパフォーマンスを挙げたほうが良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はランディングページの書き方について解説しました。
ぜひこの記事を参考に、集客率の高いランディングページを作成してくださいね。