どうも、狐乃文人です。
あなたは「LP(ランディングページ)」と「セールスレターのその違いをご存知ですか?
Webライティングやマーケティングの経験がない方だと、どちらも同じようなものに見えるかもしれませんが、実は伝えている情報量や使用目的や効果は全く違います。
そこで今回は今回はLP(ランディングページ)とセールスレターの違いについて解説します。
LP(ランディングページ)とは
LP(ランディングページ)とは、一言で表すなら「無料で情報提供して集客するためのページ」です。
例えば、
LPの例
- メールアドレスの登録で無料動画をプレゼント
- 資料請求をしていただくと、1ヶ月の無料体験がついてくる
- 簡単なアンケートに答えるだけで、割引チケットをプレゼント
など、無料で情報やコンテンツを提供する代わりに、ユーザーの個人情報を収集するのがLPの役割になります。
主にWebやSNSの広告、チラシなどで広告と同じように展開されています。
また、最近ではランディングページから派生した記事LPというものがあります。
一般的なランディングページよりもセールス色が薄く、読者の離脱を防ぎやすいLPとして人気を集めています。
記事LPの詳しい特徴や作り方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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セールスレターとは
一方、セールスレターは「有料の商品やサービスに勧誘するためのページ」です。
LPで集めたユーザーに対して有料コンテンツ、購入するメリットなどを紹介し、決済までの一連の流れをセールスレターが担っています。
一旦流れを整理すると、
LPとセールスレターの役割
ユーザーはネットサーフィンの中でLPを発見して登録などのアクションを起こす
↓
無料のサンプルやサービスを受ける
↓
セールスレターで購入を検討する
という流れになります。
LPとセールスレターの共通点
LPとセールスレターには共通している点がいくつもあります。
そのためWebライターとして、下記の2点は共通点として覚えておくと良いでしょう。
コンバージョン(CV)につなげることが目的
LPもセールスレターも、目的の行動をユーザーにを起こしてもらうこと(CV)が目的です。
(例:メールアドレスの登録、資料請求、商品購入など)
そのため、LPやセールスレターに訪れたユーザーを離脱させないように様々な工夫がされています。
CVをさせるための工夫の例
- ページトップでメリットや強みをデカデカと誇示する
- 余計な外部リンクを載せない
- 読者が飽きないよう緻密に構成が練られている
- 文字やデザインで強みを強調する
- すぐにCVが起こせるように申込みのボタンを頻出させる
こうした工夫はユーザーの行動意欲を高めるために実施されています。
縦に長い
これはWebのLPとセールスレター限定になりますが、縦にスクロールできるように縦長で作られています。
その理由は、パソコンもスマホも上下のスクロールに強いので、LPやセールスレターもそれに合わせているからなんです。
ユーザーは基本的に飽き性なので「次のページ」とボタンを置いたり、漫画のように何度もページをスワイプさせたりすると、面倒に感じて途中で読むことをやめてしまいます。
「LPやセールスレターは縦長で作るもの」と、概念として覚えておくと良いでしょう。
LPとセールスレターの違い
続いてLPとセールスレターの違いについて解説していきます。
細かな違いを挙げるとキリがないので、今回はWebライターが意識すべき違いを2つに絞りました。
ユーザーが起こすアクション(CV)が違う
LPとセールスレターでは最終的にユーザーが起こすアクション(CV)に大きな違いがあります。
その違いとは「金銭の支払いの有無」です。
LPの場合、無料のサンプルやサービスを受けるだけなので、ユーザーとしても登録などのアクションのハードルが低く感じやすいです。
しかし、セールスレターの場合、金銭の支払いが発生するのでユーザーのハードルは一気に高くなります。
特に高額になるとユーザーの経済力に依存するため、コンテンツの良し悪しではなく、そもそも支払い能力がないので断念してしまう、という可能性もあります。
そのためWebライターは、LPとセールスレターのゴールを理解してユーザーを導いていかなければなりません。
LPのようにハードルが低いのであれば、軽いノリやキャッチーな雰囲気でユーザーに興味を持ってもらう工夫が必要です。
逆にセールスレターのようにハードルが高いのであれば、豪華さや本格的な雰囲気の演出、料金に見合ったデータやレビューを載せると良いでしょう。
情報量の違い
また、LPとセールスレターでは情報量にも違いがあります。
一般的にLPは情報量が少なく、セールスレターは情報量が多いと言われています。
LPに訪れるユーザーの多くは購買意欲が低く、ちょっと興味がある程度の熱量のため、手厚い情報よりもまずは無料でお試ししてから決める、と考えていることが多いです。
そのため、伝える情報は無料コンテンツの紹介だけにとどめて「とりあえず一回試してみよう」と思えるように、背中を押すような言葉を使っていきましょう。
逆にセールスレターの場合は、購入や入会を促すため情報量は必然と多くなります。
たとえ100円や10円だとしても、ユーザーはそう簡単にお金を支払いません。
そのため商品の紹介だけでなく、
セールスレターに盛り込んだほうが良い情報
- 特典
- メリット
- ベネフィット
- 支払い方法
- Q&A
- 販売期間(限定性)
など、ユーザーの不安を減らして、少しでもお得に感じられる情報をふんだんに盛り込んでいきましょう。
さらに詳しいセールスレターの書き方はこちらの記事で解説しています。
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まとめ
今回はLP(ランディングページ)とセールスレターの違いについて解説してきました。
LP(ランディングページ)とは
- 「無料で情報提供して集客するためのページ」
- 無料で情報やコンテンツを提供する代わりに、ユーザーの個人情報を収集する
- 主にWebやSNSの広告、チラシなどで広告と同じように展開されている
セールスレターとは
- 「有料の商品やサービスに勧誘するためのページ」
- LPを通ったユーザーに対して有料コンテンツを販売する
LPとセールスレターの共通点
★コンバージョン(CV)につなげることが目的
→アクセスしたユーザーの心を鷲掴みにする仕掛けがもりだくさん
★縦に長い
→パソコンやスマホでの見やすさを重視している
LPとセールスレターの違い
★ユーザーが起こすアクション(CV)が違う
LP:無料なのでハードルが低い
セールスレター:有料なのでハードルが高い
★情報量の違い
LP:購買意識が低いので情報量を少なめ
セールスレター:購買意識が高いので情報量を多め
今はネットビジネスがどんどん発展しているので、今後あなたもたくさんのLPやセールスページを見ることになるでしょう。
LPやセールスレターに込められた筆者の思いや意図を読み解くことで、Webライターとしての成長や新たな気付きがあるかもしれません。
ぜひ、LPやセールスレターにであったら、最後までじっくり読んでみてくださいね。