どうも、狐乃文人です。
Weライターが働く現場の中にはクリエイティブな発想が求められる職場もあります。
例えばモノやサービスを販売するためのセールスライティングや、キャッチコピーを考える広告の現場がこれに該当します。
こういう現場では生まれ持ったセンスがある人しか働けないと思うかもしれませんが、実はそうではありません。
僕のような凡人として生まれた人でも、クリエイティブな発想力を身につければ十分に働くチャンスが得られます。
そこで今回は、Webライターに求められるクリエイティブな発想の身につけ方について解説していきます。
Webライターに求められるクリエイティブな発想
一般的な認知としてクリエイティブという言葉には「独創的」「革新的」といったニュアンスが込められているように感じます。
例えばYouTuber、アーティスト、芸術家、マーケッターなど仕事の内容は違えど、世の中に新たな価値を生み出すという意味で「クリエイター」という言葉で括られますよね。
では、Webライターはどうでしょうか。
Webライターの仕事は文章やコピーを読んだユーザーの欲求を満足させることが仕事です。
そのためにモノやサービスを紹介したり、無料の情報を提供しているわけです。
では、お客さんを満足させるためには常に「世界で初めて作られた独創的なサービス」や「これまでの常識が覆されるような情報」でないといけないのでしょうか?
おそらく答えは「NO」だと思います。
何万回と使い古されたコピーであっても、みんなが知っているような常識であっても、情報を求めている人にとって最適解なのであれば、それを提供するのがWebライターです。
確かに目新しさや斬新さも重要ですが、それ以上にターゲットとするユーザーがお金を出してまでほしいと思えるように価値を見出す、伝え方を工夫するところにWebライターのクリエイティブ力が求められます。
クリエイティブな発想力を身につける3ステップ
クリエイティブな発想力を身につけるためには、とにかく生み出す経験をすることが一番です。
そこでここからは、私が独自で編み出したクリエイティブな発想を身につけるための3ステップをご紹介します。
クリエイティブな発想を身につけるための3ステップ
- 初級編:自分を商品とした場合の売り出し方を考える
- 中級編:特定のターゲットにどんな商品が売れるか考える
- 上級編:特定の商品の売り上げを最大化する方法を考える
各ステップが初級編、中級編、上級編に分かれているので、あなたのレベルに合ったものから取り組んでみてくださいね。
初級編:自分を商品とした場合の売り出し方を考える
初級編のテーマは「商品の魅力を引き出す」です。
例題
あなたは今、就職活動をしています。
なかなか良縁に恵まれずに苦しんでいたところに、あなたの理想とする仕事ができる企業の求人を見つけました。
「なんとしてでもこの会社で仕事がしたい」という気持ちが湧いてきていますが、これだけ人気の企業なら、あなた以外にも競争相手は何十人、何百人もいるでしょう。
さて、あなたはどのような自己アピールをしますか?
このステップでは、一番良く知っているあなた自身のことをアピールしてもらいます。
長所も短所も知り尽くしているからこそ、どう売り出したら興味を持ってもらいやすいか、と考えやすいのではないでしょうか。
自分の年齢、スキル、キャリアなど、あなたの一番の武器を最大限活かした自己アピールを考えてみましょう。
中級編:特定のターゲットにどんな商品が売れるか考える
中級編のテーマは「決められたターゲットに合わせる」です。
例題
あなたは敏腕マーケッターです。
ある日、上司からシニアをターゲットにした新商品開発を任されました。
ペルソナ
・60歳 定年間際の男性
・同い年の妻(専業主婦)と2人暮らし
・仕事一筋でやってきたが、定年間近になって第二の人生について考えだした
・苦労をかけた妻と一緒に楽しめることがやりたい
・お金には余裕がある
あなたは所属している会社は超大企業なので、あらゆる商品やサービスの開発が可能です。
さて、あなたはどんな商品、サービスを開発しますか?
このステップでは特定のターゲットに向けて、あなたが思うベストアンサーを出してもらいます。
今回の例ではマーケッターですが、Webライターでも同様に想定のターゲットに刺さる、ベストアンサーを出していかなければなりません。
特定のターゲットをどこまで深く理解できるか、また理解した上でどのような商品やサービスを展開できるのか、じっくり考えてみましょう。
ターゲットとペルソナについてはこちらで解説しています。
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上級編:特定の商品の売り上げを最大化する方法を考える
上級編のテーマは「ターゲット、コンセプトを自分で決める」です。
例題
あなたは超売れっ子セールスライターです。
あなたが手掛けたプロモーションは次々に大ヒットして、半年も依頼待ちされるほどの大人気です。
そんなあなたの次の依頼は、潰れかけの小企業が社運をかけて開発した「全自動卵割り機」の販売です。
「卵をセットするとマシンが自動で割ってくれるという超優れもの」だと社長は自慢げに語っていますが、正直売れる気配が全く感じられない商品です。
さて、あなたならこの商品をどんなターゲットに、どのように販売しますか?
このステップではターゲットの仮定、コンセプトの洗い出し、売出しまでを一連の流れで取り組んでもらいます。
より実践に近い形で、決められた商品を売るための最適なターゲット、コンセプト、キャッチコピーやセールスレターを書いていきましょう。
セールスレターの書き方については、こちらの記事を参考にしてください。
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ここでの鬼門は、売れる感じの商品ではないということ。
セールスライターの経験を積んでいると、時に「え?これは売れないでしょ・・・」という商品やサービスを任されることがあります。
しかし、仕事でライターをやっている以上、どんなものであっても最低限売れるように魅せなければなりません。
法律に触れるギリギリまで攻めた誇張表現を使って、最大限売れるように工夫することもWebライターの大事な仕事です。
ぜひ、あなたのベストアンサーを出してみてくださいね。
誇張表現については、こちらの記事でさらに詳しく取り上げています。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はWebライターに求められるクリエイティブな発想の身につけ方について解説してきました。
Webライターに求められるクリエイティブな発想
- 斬新さ、目新しさよりも、ターゲットが一番求めているものを提供することが重要
- お金を出してまでほしいと思えるような価値を生み出す、伝え方を工夫するところにクリエイティブな発想が必要
クリエイティブな発想を身にける3ステップ
★初級編:自分を商品とした場合の売り出し方を考える
→商品の魅力を引き出す
★中級編:特定のターゲットにどんな商品が売れるか考える
→決められたターゲットに合わせる
★上級編:特定の商品の売り上げを最大化する方法を考える
→ターゲット、コンセプトを自分で決める
クリエイティブな発想力は1日にして身につくものではありません。
何十回、何百回、何千回と繰り返していく中で少しずつ磨かれていきます。
ぜひ、この記事を参考にクリエイティブな発想力を今日から鍛えていきましょう。