どうも、狐乃文人です。
Webライティングは、情報を的確に伝え、読者の興味を引くスキルを要する魅力的な職業です。
しかし、素晴らしい文章を書くためには、継続的な努力と効果的な勉強方法が必要です。
この記事では、Webライターの文章力を効率的に向上させる勉強方法について詳しく説明します。
記事の後半では、私が実践している文章力を上げる方法も紹介しています。
この記事を読むメリット
- Webライター初心者におすすめの勉強法がわかる
- 効率的に文章力を上げる方法がわかる
- プロのライターが実践している練習方法がわかる
Webライターに文章力が必要な理由
Webライティングは、情報を的確に伝え、読者の関心を引きつける能力が不可欠です。
例えば、Amazonの商品説明ページを想像してみましょう。
タイトルや商品の特徴を魅力的に表現できるかが、購買の決め手となります。
ここで文章力が発揮されるのです。
読者は短時間で内容を理解し、価値を感じなければ離れてしまいます。
そのため、わかりやすく説得力のある文章を書くスキルが求められます。
しかし、文章力があると情報を魅力的に伝えることができ、読者の共感を得やすくなります。
また、検索エンジン最適化(SEO)にも影響を与え、多くの人に記事が届く可能性が高まります。
Webライター初心者におすすめの勉強方法
ここからはWebライター初心者におすすめの勉強法を3つご紹介します。
これらの方法を実践することで、文章力アップが期待できるでしょう。
You Tubeから学ぶ
You Tubeは、様々な専門家が自身の知識を共有するプラットフォームとして利用されています。
文字や書籍だけでは伝わりにくい細かなニュアンスが伝わりやすいので、スッと頭に情報が入ってきやすいでしょう。
スマホがあればいつでも、どこでも動画で学習ができるので忙しい方にピッタリです。
おすすめの動画は『リベラルアーツ大学』という副業やお金にまつわる情報を発信しているチャンネルが運営しているWebライティング講座です。
全10回の無料講座の中で、Webライターの基礎から仕事を獲得するまでの方法を順序立ててわかりやすく解説しています。
まだWebライターを始めたばかりという方や、1円も稼げていないという方におすすめですね。
情報サイトから学ぶ
Webライティングに関する情報サイトやブログは、有益な情報源です。
必要な部分だけをかいつまんで勉強したり、じっくり調べたりと、多様な学習方法があります。
特にこれからWebライティングを頑張りたい方におすすめなのが当サイトです。
このサイトでは、Webライティングやセールスライティングの知識や具体的なテクニック、実践的な考え方などをわかりやすく解説しています。
今回ご紹介しているWebライティングの勉強法以外にも、ライティングのちょっとした悩みを解消できる記事がいくつもアップされているので、ぜひご活用ください。
無料のブログで書いてみる
文章力をアップさせるには、知識を詰め込むだけでなく実際に書いてみることも重要です。
そこでおすすめなのが、無料ブログです。
アメブロ、はてなブログ、noteなど、無料でブログをアップできる媒体を活用して、日々Webライティングの勉強した内容を記事にしてみましょう。
投稿例
- 冒頭のあいさつ:今日は返報性の原理について勉強しました
- 勉強したこと:返報性の原理とは「影響力の武器」という名著で取り上げられた心理テクニックです
- 気づき・感想:人にやさしくされたら自分もお返しをしたくなるのは、この心理テクニックが使われているからだと知って驚きました
- まとめ:返報性の原理は読者にお願いごとを聞いてもらう方法として有効だということがわかりました
また、実際に読者からのコメントやフィードバックを受けることで、向上の方向性を見つけることができます。
文章力を上げるコツ
文章力を上げる方法は、日々の反復練習だけでなく、読みやすい文章のコツを掴むことも重要です。
そこでここからは、読みやすい文章を書くためのコツをご紹介します。
文章を書く前に内容を整理する
文章を書く前に、まずは内容を整理しましょう。
読みやすい文章を書くためには、物事を伝える順番が重要です。
情報を予め整理しておくことで、スムーズに書き進められますし、読み手も理解しやすくなります。
構成の型を活用する
文章の構成は、読み手に情報をわかりやすく伝えるうえで重要な要素です。
目的に応じて異なる方を使い分けることで、読み手を引き込む魅力的な文章がかけるようになるでしょう。
具体的な構成の型はこちらの記事で詳しく解説しています。
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主語と述語の位置を近づける
主語と述語の位置を近づけることで、文章がわかりやすくなります。
例えば、"犬(主語)が公園で遊んでいる(述語)"という文は、犬の行動を即座に理解させる効果があります。
読みづらい文章は主語と述語の位置が遠すぎる傾向があるので、近づけるように意識するだけでも文章力が大幅にアップするでしょう。
一文を短くする
一文を短くすることで読み手は理解しやすく、情報を素早く消化できる利点があります。
Webライター界隈では「1つの文で伝える情報は1つに絞りましょう」という意味で「一文一義」という言葉が使われています。
冗長な表現や過剰な修飾を避け、要点を簡潔にまとめることが大切です。
装飾が多くわかりづらい文章
彼は図書館で分厚い参考書を広げながら、1週間後に迫った国立大学の入試に向けて勉強しています。
装飾が少なくわかりやすい文章
彼は図書館にいます。
1週間後に彼は国立大学の入試を控えています。
そのため、分厚い参考書を解いて入試に向けた勉強をしています。
文体を揃える
文体の統一は、読み手にとって文章の読みやすさを確保するために重要です。
一貫性のある文体を保つことで、読者は情報を受け取りやすくなります。
文章を書く時は「です・ます調」または「だ・である調」のどちらかに統一しましょう。
主観と客観を書き分ける
文章に主観的な意見を盛り込む際は、客観的な情報と区別することが大切です。
主観的意見と客観的な情報が混同すると、読者に間違った情報を提供してしまう可能性があります。
そのため、自分の意見を書く時はしっかり明記しましょう。
イチオシの勉強方法は「書き写し」
次にこれまで私がやってきたおすすめの勉強法を紹介します。
私が一番効果を感じたのは「書き写し」です。
書き写しとは、その名の通り文章を一言一句マネして書くことです。
みなさんも学校の宿題で友達の回答を書き写した経験があるかと思います。
あれと同じように、ただ書き写すことが最強のWebライティング勉強法なんです!
書き写しは、
- 情報の収集する力:参考の文章を読みながら知識を得られる
- 情報の整理・理解する力:すでにまとめられた文章をマネして書くので、情報を整理して理解しやすい
- 情報を文章にする力:表現方法を学べるし語彙力もアップする
といった感じで、3つの力を全て伸ばせる万能な勉強方法なんです。
実はこの勉強法は、私がWebライターになりたての頃、会社の先輩に半強制的にやらされていたものなんです。
入社1年目は毎日出社してから就業までの間の時間に、先輩が作成したLPやメルマガを文字起こしをさせられていました。
しかし1ヶ月ぐらい続けていると、会社の他の先輩から「文章の構成や話の展開が良くなっているね」と褒められるようになり、自分でもわかるくらいライティングが上手くなっていたんです!
やはり「文章を書く」という経験を積むことが、Webライターの勉強方法として一番効率が良いと実感しました。
「たかが書き写し、されど書き写し」シンプルなこの勉強法こそが、最強だと自信をもってお伝えします。
書き写しのメリット
そんな書き写しでなぜWebライターにとって最強の勉強法なのか、その理由は下記の3つのメリットがあるからなんです。
書き写しのメリット
- 文章の組み立て方が身につく
- 語彙力が上がる
- タイピングが早くなる
- 筆者の意図を理解できる
それでは順に解説していきます。
文章の組み立て方が身につく
一番のメリットはわかりやすく、読みやすい文章の組み立て方が身につくという点です。
書き写しには、
- 読む・・・文字を読む(インプット)
- 理解する・・・文章の内容を理解する(情報の整理)
- 書く・・・タイピングで書き写す(アウトプット)
この3つの動作が行われます。
その中で「情報のインプット→情報の整理→アウトプット」という知識を身につける上で最適なサイクルが自然と形成されています。
そのため、書き写しをすることで文章の構成や魅力的な表現、わかりやすい伝え方など、ライティングに必要なスキルが自然と身につくでしょう。
特に商品やサービスを売るための文章(セールスライティング)では、魅力的なキャッチコピーが多く使われています。
書き写しをする時は、ぜひキャッチコピーにも注目してみてください。
こちらの記事を読むと、キャッチコピーの理解がより深まります。
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語彙力が上がる
また、語彙力が上がることも嬉しいポイントです。
Webライターには、同じ表現や言葉を繰り返し使ってしまう「書き癖」というものがあります。
ライティングのスピードが早くなるというメリットがある反面、単調な表現ばかりで表現の幅が狭まってしまうというデメリットがあります。
そうならないためにもいろんな文章を書き写しすることで、普段使わない表現や言い回しを意識的に使うことで表現の幅を広げることができます。
タイピングが早くなる
また、書き写しを継続することで自然とタイピングの速度も上がり、ブラインドタッチもできるようになるでしょう。
ブラインドタッチとは、手元を見ず画面だけを見て正確にタイピングをすること。
私はWebライターの仕事についてからブラインドタッチを習得しましたが、できるようになるまで1文字打つごとに数秒かかっていたので、本当に大変でした。
なので早くタイピングできたり、ブラインドタッチができるようになることを強くおすすめします。
また私がブラインドタッチをマスターした練習方法はこちらの記事で解説しています。
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筆者の意図を理解できる
これは少し応用的なメリットですが、Webライターとして経験を積むことで書き写しをする中で書き手の考えが読み取れるようになってきます。
これは読解力・表現力の向上に加え、書き手としての経験を積むことで、作りて側の気持ちが理解できるようになってくるからです。
例えば、「おはよう」という言葉1つからも、「どうしてこのように表現したのか」「逆にどうしてこの表現にならざるを得なかったのか」などかなり深く考察ができるようになります。
これくらいの考察力が身につくと、単に言葉を並べただけの文章から「誰に」「どんな思いを」「どのように伝える」という風に考えられ、深く相手に刺さる文章が書けるようになるでしょう。
ぜひ、この次元を目指して頑張っていきましょう。
書き写しのデメリット
ここまで書き写しのメリットをお伝えしてきましたが、いくら万能なWebライティング勉強方法とは言えデメリットも存在します。
書き写しのデメリットは下記の2つです。
書き写しのデメリット
- つまらない
- 効果が出るまで時間がかかる
この章では、書き写しのデメリットと対策方法を解説していきます。
つまらない
万能なWebライティング勉強方法と言っているものの、お気付きの通り決して楽しいものではありません。
ただ淡々と文章を書き写すだけなので、正直つまらないです。
そのため5分、10分でやめても良いので、毎日継続して続けることをおすすめします。
例えば、ライティングを始める前に手のウォーミングアップとして取り組んだり、書くことに行き詰まった時の気分転換として取り組んだりと、スキマ時間を利用して取り組むと良いでしょう。
効果が出るまで時間がかかる
また書き写しを始めてすぐに効果が出るものではありません。
そのため、最初は丁寧に取り組んでいてもどんどん意識が薄れてしまい、勉強から作業になってしまう場合があります。
適当にやっていてもタイピングは早くなりますが、肝心の文章の構成力や表現力は伸びません。
そのため上記でもお伝えしたように、短期間でも良いので集中して行いましょう。
書き写しを実践する4ステップ
それではWebライターにオススメの勉強法である「書き写し」の具体的なやり方を解説していきます。
4つのステップに分けて順番に解説していきます。
①お手本を探す
まずはお手本となる文章を探してみましょう。
これはお気に入りのブログやLP、セールスレターを利用しましょう。
▽LPとセールスレターの特徴について、こちらの記事で解説しています。
特にお気に入りのものがなければ、あなたがお気に入りの商品、サービスを紹介しているサイトを参考にするのをおすすめします。
もしLPやセールスレターが見つからない場合は、LP アーカイブやLP advanceなど、企業のLPをまとめたサイトを活用すると便利です。
②画面を準備する
次に書き写しをするための画面を準備しましょう。
できればディスプレイを2つ用意して取り組むのがおすすめですが、ウインドウを2つ並べて代用するのも良いでしょう。
③時間を決めて、定期的に行う
1日に5分、10分で十分なので毎日継続して取り組めるように習慣化していきましょう。
そのためにも、時間を決めて行うと良いでしょう。
私の場合、始業前の時間に集中して取り組んでいました。
たった5分、10分でも積み重ねれば必ず効果が出るはずなので、根気強く続けていきましょう。
④作者の意図を考える
書き写しに慣れてきたら、文章の考察にも取り組んでいきましょう。
作者の意図を想像することで表現力や伝え方がうまくなり、上辺だけではなく心に刺さる文章が書けるようになりますよ。
もし作者の意図を読み間違えたとしても問題ありません。
推測するということが、Webライターの思考力を高めるトレーニングになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はWebライターの文章力を効率的に向上させる勉強方法を解説しました。
ぜひ今回ご紹介した勉強方法を実践して、魅力的な文章が書けるWebライターを目指していきましょう。