どうも、狐乃文人です。
売れるセールスレターやランディングページや(LP)は、必ずと言っていいほど「クロージング」がうまく書かれています。
クロージングとは購入に促す最後の言葉のこと。
商品の魅力を伝えきって、ターゲットに最後の一歩を踏み出させるための言葉として有効です。
そこで今回は購買意欲を掻き立てるクロージングのおすすめテクニックご紹介します。
クロージングのおすすめテクニック
クロージングには下記の5つの要素があると望ましいでしょう。
オススメのクロージングテクニック
- 価格の正当性
- 特典
- 保証
- 緊急性
- 限定性
できれば5つ全ての要素を盛り込みたいですが、難しい場合は3~4つの要素でも問題ありません。
クロージングで一番重視すべきポイントは「価格の障壁を乗り越える」ということです。
クロージング手前までの文章で「価格以上の価値がある」と理解させることができればスムーズに購入に促せるのですが、ターゲットの心理としては「確かに良い商品・サービスだけど・・・」とどうしても踏ん切りがついていません。
そこで、セールスの最後の最後ダメ押しをするのがクロージングの役目です。
そのためにも、この5つの要素が必要になるわけですね。
それでは順番に解説していきます。
価格の正当性
価格の障壁を乗り越えるには「正当性」を訴求するのが一番手っ取り早い方法です。
「なぜこの価格なのか」きちんと説明することで、ターゲットも納得しやすくなるでしょう。
とは言え、「この商品の原価は〇〇円で、人件費などが〇〇円かかるからこの値段です」と正直に説明するのはちょっとバカマジメすぎるかなと思います。
そこでオススメなのが、価格の見せ方を変える方法です。
予想を上回る
こちらはアンカリング効果という方法を用いた見せ方です。
アンカリング効果とは、相手に先入観を植え付けて偏見をもたせるという方法です。
例文
- ここまでお伝えしてきたスキルや考え方は、僕が3年以上研究を続けて導き出したセールスライティングの極意そのものです
- このライティングノウハウは、これまで5万円、10万円以上のセミナーに何度も足を運び、身につけたものです
- もし、このノウハウを伝えるセミナーを開催したとしたら、参加費は20万円、30万円は必要でしょう
これらの例文のように、価格以上の価値があることを伝えることで、価格の正当性を証明することができます。
競合他社と比較する
より具体的な比較対象を持ってくることも有効です。
例文
- このブログ:1回0円
- A社のセミナー:1回70万円
- マーケターBさんのセミナー:1回50万円
このように、自社よりも高額な競合他社との比較を使うと、価格の正当性(妥当性)がわかりやすくなりますね。
こういったクロージングだと、セールスの成約率が上がるでしょう。
日常的なものに置き換える
また、日常的なものに置き換えるという方法も有効です。
例文
- 300円前後の場合:缶コーヒー1本分ぐらいのお値段
- 1000円前後の場合:ランチ1回分ぐらいのお値段
- 3000円から5000円ぐらいの場合:飲み会1回文ぐらいのお値段
ターゲットの日常に落とし込むことで、お手頃さが感じやすくなるでしょう。
特に「缶コーヒー」や「ランチ」はお手頃感も伝わりやすいのでオススメです。
特典
価格の正当性を訴えるだけでなく、さらに価格以上の付加価値をつけるために「特典」を提示することも有効です。
単に同額で本商品以外にさらにオプションがつくとなれば、価格の障壁も乗り越えやすくなり、セールスの成約率も高まるでしょう。
例文
なんと!
- 頑固な油汚れを一瞬で落とす食洗機専用の高洗浄力洗剤(100回分)
- 食洗機内の清潔感を保つ専用の洗浄液(10回分)
こちらを無料でプレゼントします。
このように「本商品を使う上で必要なもの」また「オプションであると嬉しいもの」など、かゆいところに手が届く特典は成約率を上げる鍵となります。
逆に本商品とは関係性がないもの、あまりにも安すぎるものの場合、付加価値がつけれず、成約率もアップしないでしょう。
そのため、特典を考える時は実際に使う人の行動、気持ちを想像しながら選んでいきましょう。
保証
セールスの成約率をアップさせる方法として「保証」も強力な武器となります。
基本的にターゲットはお金を払うという行為を極端に恐れています。
特にターゲットが日本人の場合「損をしたくない」という感情が強いため、保証は成約率を上げる強力な武器となるでしょう。
マーケティングには「リスク・リバーサル」というものがあり、リスクを補填すると不安の感情が安心に一気に逆転しやすい、と考えられています。
例文
- 購入から30日以内であれば、使用済みでも全額返金いたします
- この商材を購入した場合、100万円分の利益を保証いたします
- 24時間、365日対応の電話サポートがございます
このような強力な保証があると、かなり強力なクロージングになりますよ。
しかし、保証をつけた場合「保証がついているならやってみよう」「試してだめだったらすぐに返金してもらおう」といった、購買意欲が低い人が購入する可能性があります。
その場合、返金トラブルが発生しやすくなるので十分注意しましょう。
緊急性
「緊急性」とは行動を急がせることです。
一般的に人間は判断を後回しにする傾向があります。
後回しにするとそのまま忘れてしまったり、購買意欲が低下したりして購入を見送る可能性があります。
そのため、クロージングできれば即決で購入させるように緊急性を訴求しましょう。
例文
- このセールは本日の1時間限定で終了します
- すでに申し込みが殺到していて、残りはわずかしかありません
- 先着順での販売です
こういった訴求があると「急いで買わなきゃ損してしまう」という気持ちが働き、判断力を鈍らせやすくなります。
セールスで成約率を上げたいなら、必ず入れたい訴求ですね。
限定性
「緊急性」と類似の訴求として「限定性」も有効です。
限定性とは、その名の通りプレミアム感を出してターゲットに購入を促すテクニックです。
例文
- 100個限定での販売です
- 再販予定はありませんので、これが最初で最後となるでしょう
- 昨今の物価高騰により、この特別価格でご紹介できるのは今回限りです
このように、セールスの中で「今回限り」を強調するようにしましょう。
また「昨今の物価高騰により~~」といった具体的&納得のいく理由が書いてあると、成約率が高まるのでオススメです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は購買意欲を掻き立てるクロージングのおすすめテクニックをご紹介してきました。
クロージングのおすすめテクニック
★価格の正当性
→一番シンプルで使いやすい訴求
→「予想を上回る」・「競合他社と比較する」・「日常的なものに置き換える」などが有効
★特典
→「本商品を使う上で必要なもの」また「オプションであると嬉しいもの」など、かゆいところに手が届く特典は成約率を上げる鍵
★保証
→「リスク・リバーサル」を使うことで、一気に成約率アップが狙える
★緊急性
→「急いで買わなきゃ損してしまう」という気持ちにさせて、考える時間を与えない
★限定性
→具体的&納得のいく理由が書くと成約率が高まる
ぜひ、セールスの成約率をアップさせるために、クロージングにこだわってみてくださいね。