ライティングテクニック

売れる文章やコピーは数字の見せ方が違う!魅力的な数字の効果的な使い方

売れる文章やコピーは数字の見せ方が違う!魅力的な数字の効果的な使い方

どうも、狐乃文人です。

売れる文章やコピーを作るには、引きの強い言葉や魅力的なフレーズを入れるだけでなく、数字の見せ方の工夫も必要です。

商品の魅力をより際立たせる数字の使い方ができると、ユーザーの購買欲を高めることができ、売上アップや集客力アップなど様々なメリットがあります。

特に副業やフリーランスで働くセールスライターやコピーライターは、売上アップが報酬アップや契約継続など自身の稼ぎに直結するので、魅力的な数字の使い方は必ず身につけておきたいスキルです。

そこで今回は数字の魅力的な見せ方を解説します。

この記事を読むメリット

  • 数字を入れると売れる文章やコピーになる理由がわかる
  • 商品の魅力を際立たせる数字の見せ方がわかる
  • 数字を魅力的に見せる時に注意点がわかる

売れる文章やキャッチコピーに数字が必要な理由

文章やキャッチコピーに数字を入れると、売上や集客数が伸びると言われています。

なぜなら、以下の3つの理由があるからです。

文章やキャッチコピーの説得力が増す

数字を使うことで、文章やキャッチコピーのメッセージ性に説得力が生まれます。

例えばマッサージ店のキャッチコピーを数字ありと数字無しで比較してみましょう。

数字ありのキャッチコピー例

100人中98人がリピート中!新宿駅徒歩2分の〇〇マッサージ

数字なしのキャッチコピー例

リピーター続出!新宿駅付近の〇〇マッサージ

訴求内容はほとんど同じですが、具体的な数字がある方がお客さんの満足度の高さや駅からの近さがより感じられると思います。

このように数字を使うことで信憑性が増して、読者に商品やサービスの魅力が伝わりやすい売れる文章やキャッチコピーになります。

読者がイメージしやすくなる

数字を使うことで、ユーザーが商品やサービスの効果や特長を具体的にイメージしやすくなります。

例えば、1袋の容量が増えたスナック菓子のキャッチコピーを例に数字ありと数字無しで比較してみましょう。

数字ありのキャッチコピー例

20%増量!サクッとおいしい〇〇スナック

数字なしのキャッチコピー例

従来よりも増量!サクッとおいしい〇〇スナック

数字が入っている方がどれくらい増えているのか(どれくらいお得になっているか)が、キャッチコピーを見てすぐにわかりますよね。

狐乃
数字なしのキャッチコピー例のように「従来よりも〇〇」という表現方法は、「従来を知っている」という前提条件が揃わない場合が多く、よっぽどメジャーな商品でなければ使用しないほうが良いです。

このように数字を使うことで、商品の効果や特長、お客様が得られるメリットが伝わり売りやすくなります。

視認性が高く印象に残りやすくなる

数字は文字よりも存在感があり記憶に残りやすい要素です。

そのため、セールスライティングやコピーライティングで数字を使用すると、ユーザーの記憶に残りやすくなり、後で商品やサービスを思い出すきっかけとなります。

例えば、某ガレージ会社のキャッチコピーを例に数字の数字ありと数字無しで比較してみましょう。

数字ありのキャッチコピー例

100人乗っても大丈夫!〇〇物置

数字なしのキャッチコピー例

たくさん乗っても大丈夫!〇〇物置

数字ありとなしを比較すると、記憶の残りやすさが段違いだと思います。

このように数字を使うことで、ユーザーの記憶に残りやすいキャッチーな文章や売れるコピーになります。

効果的な数字の使い方

セールスライティングやコピーライティングでは、数字を使うことで商品やサービスをより魅力的に見せることができます。

ここからは、効果的に数字を使うためのコツを解説します。

数字はキリの良い形に変換する

数字を活用する時は正直に書くよりも、「約」「おおよそ」といった言葉を付け加えてキリの良い数字に見せることで頭の中で理解しやすくなります。

例えば、人気のYouTuberを紹介する時のセールス文章を例に切りよく見せた時とそうでない時を比較してみましょう。

数字を切りよく見せた例文

チャンネル登録者数約120万人の人気料理系YouTuberの〇〇さん

数字を正直に見せた例文

チャンネル登録者数1,192,015人の人気料理系YouTuberの〇〇さん

数字を切りよく見せた時のほうが、ぱっと見た時に文章の情報が頭に入って着やすいですよね。

狐乃
数字の桁や文脈によっては。「約」や「おおよそ」といった言葉で数字を略さないほうが良い場合もあります。詳しくは後述します。

魅力的に見える単位にする

数字を表す単位や単語の選び方にも注意が必要です。

例えば、某栄養ドリンクの広告コピーを例に単位の違いを比較してみましょう。

魅力的な単位に置き換えた広告コピー例

タウリン1000mgした〇〇ドリンク

一般的な単位のままにした広告コピー例

タウリン1gした〇〇ドリンク

2つの広告コピーを比較した際、単位を置き換えたほうが「なんだかスゴそう!」という感じが伝わってくると思います。

このように、単位の置き方をちょっと工夫すると同じ数字でも商品の魅力をより際立たせて売りやすくなります。

また、単位の置き換えのように物事の切り取り方を変えることで魅力的に見せるテクニックを誇大表現と言います。

セールスライティングやコピーライティングで使える誇大表現について、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。

読者のイメージが良くなる表記にする

数字を使用する際は、ユーザーのイメージがよりポジティブなものになる表記がないか考えてみましょう。

例えば、投資商材のキャッチコピーを例に表記の違いを比較してみましょう。

魅力的な表記に置き換えたキャッチコピー例

3ヶ月ほったらかしで1,000,000円稼ぐ投資術

一般的な表記のキャッチコピー例

3ヶ月ほったらかしで100万円稼ぐ投資術

一般的な表記のほうはシンプルでわかりやすいですが、魅力的な表記に置き換えた方は「金額の桁が多くお金が増えている感じ」がより伝わってくると思います。

このようにユーザーに抱いてほしいイメージにあわせて表記を切り替えることで、商品やサービスをより魅力的に見せることができます。

特にセールスライティングやコピーライティングで売れる文章、売れるキャッチコピーを考える時に、ユーザーのイメージが良くなるよう細部までこだわったライティングが求められます。

過去にこういったワクワクする表現の見つけ方について解説しているので、セールスライティング、コピーライティングのスキルアップを目指している人はぜひご覧ください。

数字を使って魅力的に見せる時の注意点

数字を活用することで魅力的なセールス文章やキャッチコピーになりますが、いくつか使用上の注意点もあります。

ここからは、数字を活用する時の注意点をご紹介します。

数字の価値がすぐにわかるようにする

数字を使用する際は、その価値がすぐにユーザーに伝わるようにしましょう。

例えばエナジードリンクの広告コピーを例に、数字の価値がわかりやすいものとわかりにくいものを見比べてみましょう。

数字の価値がわかりやすい広告コピー例

カフェイン含有量350mg(従来の商品の約3倍)

数字の価値がわかりにくい広告コピー例

カフェイン含有量350mg

数字を使って商品の魅力を強調する際は、世間一般的に浸透している基準を踏まえるようにしましょう。

また、商品によっては基準が定まっていない場合もあります。

その時は「一般的には〇〇でこの商品はその◯倍」と比較をするとイメージがしやすくなり売上アップや集客数の増加につながります。

桁が小さい場合は数字を省略しない

効果的な数字の使い方として「数字はキリの良い形に変換する」とお伝えしましたが、数字の桁が小さい場合は無理にキリよくする必要はありません。

例えば、「9人」をキリよく見せるために「約10人」にしてしまうと、元の9人から大幅に数字が増えてしまいます。

数字をキリよく見せる時は元の数字から10%以上増減しないように注意しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は数字の魅力的な見せ方を解説しました。

売れる文章やキャッチコピーでは、こうした数字のトリックを使ってユーザーがより魅力を感じやすいようにライティングしています。

ぜひ今回ご紹介した効果的な数字の使い方を参考に、セールスライティングやコピーライティングに応用してみてください。

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  • この記事を書いた人

狐乃文人(このふみと)

都内でセールスライター兼マーケターとして働いている狐です。 職業:ライター・Webマーケター(3年以上) 累計売り上げ:2億円以上 このブログでは、未経験からセールスライターになるためのノウハウをお伝えしていきます。

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