どうも、狐乃文人です。
ECサイトを使った物販やせどり、アフィリエイトなど、ネットビジネスなど、どんな副業にでも応用できるスキルとして、セールスライティングが挙げられます。
セールスライティングはただのライティングスキルではなく、転職や就職に役立ったり、副業やビジネスで役立ったりと、広い範囲で活躍できます。
そこで今回は初心者向けにセールスライティングについて解説します。
この記事を読むメリット
- セールスライティングとは何かがわかる
- セールスライティングに必要なスキルがわかる
- セールスライティングが活躍する場面がわかる
セールスライティングとは購買欲をそそる文章
ユーザーは何百、何千といった膨大な商品の中から、「自分の悩みを解消するベストアンサー」になりうる商品を探しています。
そんな膨大な商品の中からあなたの商品を見つけてもらうには、能動的に商品の存在をアピールしなければなりません。
そのためには、商品の強みやメリットだけでなく、商品を使って得られる利益、経験、体験などのベネフィットを伝え、他商品よりも優れていることをアピールが必要です。
しかし、これらの特徴をありのままに羅列するだけでは、商品の魅力は伝わりません。
ユーザーの興味を引き付け、購買欲を煽り、今すぐ手に入れたくなるような、売れる文章が求められます。
セールスライティングは、商品やサービスを販売するために使用されるライティングスキルであり、ユーザーの心を掴むエンタメでもあるのです。
セールスライティングが使われる場面
ユーザーの購買欲を高めるセールスライティングは、ネットビジネスを始め様々な場面で役立ちます。
ここからは、その一例をご紹介します。
Web広告
GoogleやYahooといったWeb広告を始め、FacebookやInstagramといったSNS広告、YouTubeの動画広告など、広告業界全般でセールスライティングのスキルが活躍します。
特にこの後で紹介するランディングページを活用するWeb広告やSNS広告と相性抜群です。
ランディングページ(LP)
ランディングページは特定の商品に関する情報を提供し、無料登録や資料請求などをさせるための集客ページのことです。
主にWeb広告のバナーやリンクをクリックすると表示されるページで、セールスライティングのスキルをフルに活用して商品の魅力を伝えていきます。
ランディングページの作り方はこちらの記事でも詳しく解説しています。
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セールスレター
セールスレターは商品を購入するための専用ページのことです。
Amazonや楽天といったECサイトとは違い、ダイレクト・レスポンス・マーケティング(DRM)と呼ばれるマーケティング手法で集めた購買意欲が高い人専用の購入ページで、一般的な購入ページと比べてランディングページの作りに似ています。
セールスレターについて詳しく知りたい方は、関連記事をご覧ください。
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LPやセールスレターの最適化(LPO)
LPやセールスレターの集客数や売上数などのデータを基に、ページの改善を行うことをLPO(ランディングページ最適化)と言います。
セールスライティングのスキルを応用してLPOができるようになると、ただ書くだけのライターから、分析や改善までできるよりレベルの高いセールスライターになれます。
LPOの詳しい方法などはこちらの記事で詳しく解説しています。
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アフィリエイト
アフィリエイトとは、他社の商品を自分のWebサイトやブログで紹介して、第三者が商品を購入すると利益の一部が還元される仕組みのことです。
他社の商品であっても、セールスライティングのスキルが大いに活かされるでしょう。
メルマガ
メルマガではメールを使った情報発信を通じて、読者に商品やサービスを提案します。
読者が限られるセールス方法ではありますが、その分届ける相手の特徴が明確なので効果的なセールスライティングをしやすいというメリットがあります。
メルマガの活用方法について詳しく知りたい方は、関連記事をご覧ください。
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LINE
LINEでは公式アカウントやチャットボットを通じて、ユーザーとの深いコミュニケーションを通じて商品を販売します。
メルマガよりもユーザーの心理的ハードルが低く、より1対1の会話に近い形で宣伝しやすいため、楽しくセールスライティングができるでしょう。
LINEでのセールスライティング活用テクニックをこちらの記事でも解説しています。
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ECサイト
Amazonや楽天などのECサイトでもセールスライティングが役立ちます。
商品ページで商品の特徴、性能だけでなく、使用感やベネフィットを伝えることでユーザーの購買欲を高めることができます。
チラシ
店舗の集客やイベントの告知用のチラシでも、セールスライティングが役立ちます。
物を売るという目的とは異なりますが、お店やイベントに興味をもたせるという意味では、セールスライティングが活かせます。
DM
ダイレクトメールやハガキなどで、特定のユーザーに直接商品を提案する場面でもセールスライティングが利用されます。
実物ならではのメリットとセールスライティングの相乗効果で、お客様を魅了させる商品紹介ができます。
YouTube
いわゆる企業案件と呼ばれる動画や、自社の商品をPRするプロモーション動画でセールスライティングのスキルが活躍します。
一般的にセールスライティングは文章を読ませることが大切ですが、動画の場合は「音声」「動画」「テキスト」と情報を伝える手段が複数あるため、アイデア次第で表現の幅が広がりユニークなセールスができます。
セールスライティングではベネフィットを伝えることが基本
セールスライティングの基本となる考え方として、ユーザーが購入することで得られる利益を伝えるよう心がけましょう。
よく「商品の特徴やこだわりなど作り手が商品に込めた愛を伝えれば売れる」と思っている方がいますが、それだけでは売れません。
なぜなら、ユーザーが一番興味を持っているのは商品が自分にもたらす利益だからです。
この商品がユーザーにもたらす利益のことをベネフィットと言います。
ベネフィットについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
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ベネフィットを伝えるために、セールスライティングでは下記の手順で書き進めていきます。
手順1:ターゲットを定める
セールスライティングでは、書いた文章を誰に届けるかがとても大事です。
届ける相手のことをセールスライティングではターゲットと呼びます。
ターゲットの年齢、性別、趣味、関心などを理解し、それに合ったアプローチをすることで、売れる文章を書くことができます。
ターゲットの考え方について、興味がある方はこちらの記事を併せてご覧ください。
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手順2:商品の性能や特徴を知る
商品の性能(スペック)や特徴(メリット)を理解することで、この商品だから得られる利益(ベネフィット)が見えてきます。
まずは商品の性能や特徴を網羅的に書き出してみましょう。
メリットとベネフィットの違いを言語化できていない人は、こちらの記事が参考になります。
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またこの時、競合商品と差別化ができる独自の強み(USP)を押し出せると、より売れる文章に仕上がります。
商品が選ばれる理由にもなる独自性の見つけたはこちらの記事で詳しく解説しています。
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手順3:ターゲットのニーズを満たすベネフィットを考える
ターゲットと商品の性能や特徴がわかったら、次はベネフィットです。
ユーザーが求めている価値、利益、体験に対して、この商品なら満足させられるかどうか、さらにはユーザーの期待をどのように超えられるかを考えていきます。
手順4:揃えた要素を言語化していく
手順1~3で揃えた情報を、セールスライティングで言語化していきます。
ターゲットをワクワクさせる売れる文章で、商品の性能や特徴、ベネフィットを伝えていきましょう。
ユーザーをワクワクさせる売れる文章を書くコツは、こちらの記事でも解説しています。
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セールスライティングを習得するメリット
セールスライティングを習得することで、ネットビジネスの様々な場面でそのスキルを活かすことができます。
しかし、このスキルが活躍するのはネットビジネスや副業といった狭い世界だけではありません。
実生活や人生の中でもそのスキルが活躍する場面は多々あります。
そこでここからは、セールスライティングを習得するメリットと実生活で活躍する場面を紹介します。
仕事で使えるスキルになる
セールスライティングのスキルを持つことで、営業やマーケティング系の職種への就職や転職がしやすくなります。
また、自分で商品を作って販売できるセールス力があれば、独立したり会社を立ち上げたり、と選択肢の幅も広がります。
さらにセールスライティングが楽しいと感じたなら、スキルを磨いてセールスライターという専門職を目指すこともできます。
セールスライターという職業については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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文章力が身につく
セールスライティングを学ぶことで、文章の読解力や表現力、語彙力など文章関連のスキルが向上します。
文章の読み書きや適切に情報を伝える能力は、人とのコミュニケーションや情報収集においてかなり役立つはずです。
マーケティングに惑わされない
セールスライティングのスキルを身につけることによって、広告やプロモーションの宣伝文句に惑わされない力が身につきます。
特に最近ではSNSで怪しい広告が多く流れており、自分で情報の取捨選択をする能力が求められるようになりました。
自分や大切な人を守るためにも、セールスライティングのスキルがあると安心ですね。
セールスライティングを習得するデメリット
セールスライティングを習得するのはメリットだけでなくデメリットもあります。
ここからは、セールスライティングを習得するデメリットを解説します。
スキルの習得に時間がかかる
セールスライティングを習得するにはかなりの時間と努力が必要です。
ユーザーの心を掴む売れる文章を書くためには、何千何万回もの試行錯誤や継続的な学習が必要です。
単価が安い
セールスライティングを本業や副業にした場合、稼ぎにくい場合があります。
務める会社や取引するクライアントによっては、安い給料で長時間働かされる場合があるので、労働環境や雇用条件には十分注意しましょう。
僕の過去の経験やセールスライターとして辛かったことなど、興味がある方はこちらの記事をご覧ください。
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セールスライティングに必要なスキル
セールスライティングでは売れる文章を書くだけでなく、様々なスキルが必要となります。
ここからは、セールスライティングに必要なスキルについて解説します。
ライティングスキル
ユーザーの興味を引き付ける魅力的な文章を書くためには、ライティングスキルが必要です。
例えば、適切な言葉や表現を選択する力、文章の中で自然とキーワードを入れる力、ユーザーに想像しやすいように何かに例える力などが求められます。
例える力については、過去の記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。
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マーケティングスキル
ターゲットのニーズを理解し、適切な提案を行うために、マーケティングの知識が必要です。
例えば、市場調査や競合分析、ターゲットの人物像などから、アプローチの戦略を立てるスキルが必要です。
分析力
セールスライティングでは、データを分析して根拠を持って仮説を立てる分析力も求められます。
売れる文章を書くことが求められるセールスライティングでは、アイデアだけでなく根拠を持って論理的に物事を分析する力があると活躍の幅も広がります。
粘り強さ
セールスライティングはかなり地味で大変な仕事です。
地道なライティング作業でも諦めず、成功するまで継続的に努力を重ねる粘り強さが求められます。
セールスライティングの学び方
セールスライティングを学ぶ方法は主に下記の5つがあります。
もし少しでもセールスライティングに興味をもったなら、ぜひ一度挑戦してみてください。
書籍を読む
セールスライティングに関するビジネス書を読むことで、基礎知識を学ぶことができます。
僕がおすすめのセールスライティングに役立つ本を下記の記事で解説しているので、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。
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Web講座を利用する
セールスライティングを教えるWeb講座に通うことで、売れる文章の書き方を学べます。
講師やカリキュラム、金額を比較してあなたにあった講座を選択してみてください。
ブログ
セールスライティングに関する専門情報がまとめられたブログも参考になります。
例えば、あなたが読んでいるこのブログはセールスライティングに特化した情報を配信しています。
この記事で少しでも学びになったなら、ぜひ他の記事も読んでみてください。
セールスライターとして会社員になる
最短で売れる文章を書けるようになりたいなら、セールスライターとして会社で働いてみることをおすすめします。
会社によっては未経験からでも意欲がある人を採用している企業があるので、転職サイトで検索してみてください。
セールスライターとして会社員になることのメリット・デメリットはこちらの記事で解説しています。
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書き写しをする
お金をかけずにセールスライティングのスキルを磨きたいなら、書き写しもおすすめです。
プロが書いた売れる文章を自分でも書いてみることで、表現力や語彙力を伸ばすことができます。
書き写しの具体的なやり方は、こちらの記事をさんこうにしてください。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は初心者向けにセールスライティングについて解説しました。
セールスライティングは、売れる文章を書けるようになるだけでなく、様々な場面で活躍するスキルです。
この記事をきっかけに、セールスライティングに興味をもっていただけたら幸いです。